ダナン市における経済、政治、文化、社会に関する対外情報 （2025年10月27日から11月1日まで）

- ダナン市代表団、ラオス中南部5県を訪問・交流

- ダナン市のラオス友好学校改修プロジェクト、進捗加速へ

- 2025年第54回UPU国際郵便作文コンクール、ダナン市の生徒が第2位を受賞

- 11月6・7日：ダナン市で「ベトナム国際金融センターの位置づけと発展」に関するシンポジウム開催

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ダナン市代表団、ラオス中南部5県を訪問・交流

ダナン市代表団、ラオス南・中部5県へ5日間（10月27～31日）にわたる公式訪問

ダナン市党委常務副書記のグエン・ディン・ヴィン氏が率いる代表団は、ラオス南・中部の5県（アッタプー県、セーコーン県、サラワン県、チャンパサック県、サワンナケート県）を訪問・会談・表敬し、両地域の友好・特別連帯・包括的協力関係の強化・拡大を図った。

アッタプー県では、グエン・ディン・ヴィン氏が丁重な歓迎に謝意を示し、クアンナム省との合併と二層行政モデルの実現後のダナン市の発展状況を紹介。同氏は、ダナン市がラオス中・南部地域（特にアッタプー県）との協力を重視しており、2026〜2030年段階における「ダナン-ラオス協力強化計画」の策定に取り組んでいると明言した。

セーコーン県では、両者が国境業務指導委員会を開催し、国境の管理・保護に関する協力実績を評価するとともに、2025〜2026年段階の協力方針を合意。国境の安定・完全性を維持し、国境地域の経済発展を促進し、越境犯罪の防止に努めるとした。特に、ナムザン–ダックタオック国際税関のインフラ整備を優先し、2030年までにタイトゥン–カールム副税関ペアを正規税関へ格上げする案について一致した。

サラワン県においては、両地域の堅固な友好関係を歓迎し、経済・教育・文化・市民交流の分野で協力を拡大していくことで一致。ダナン市は、既に締結済みの協力内容を継承・実行することを約束した。

同日の午後、チャンパサック県で、アールンセー・スンナラット県党委書記が今回の訪問を両地域の協力関係における重要な節目と位置付けた。グエン・ディン・ヴィン氏は、第Ⅰ回ダナン市党大会（2025–2030期）を経たダナン市の発展方向について共有し、「中部・西原地域の中心都市」を目指し、ラオス各地との東-西経済回廊を緊密に連携する考えを示した。

10月30日、サワンナケート県では、経済・貿易・教育・医療・文化・観光分野における包括的協力を強化し、都市管理・人材育成・投資連携の経験を共有することで一致。

ダナン市は、サワンナケート県を2026–2030段階の協力計画における重点パートナーに位置付けた。

この機会に、ダナン市は、5県出身の留学生に対する奨学金を2025–2026学年度から100%支給に引き上げることを発表した。

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ダナン市のラオス友好学校改修プロジェクト、進捗加速へ

10月30日、ラオスでの公務の一環として、ダナン市党委常務副書記グエン・ディン・ヴィン氏率いる市代表団は、サラワン県のラオス在留ベトナム人協会が運営する「友好小学校」の改修・拡張工事（小中一貫の友好学校への格上げ）プロジェクトの進捗状況を視察した。

同事業は、ダナン市の「重点インフラ投資プロジェクト管理委員会」が発注者として実施しており、総事業費は市予算からの7億ドン。2025年5月24日に着工し、同年12月15日の完成を予定している。現在、工事の進捗率は約50%に達し、主要構造部分がほぼ完了している。

グエン・ディン・ヴィン副書記は、施工業者の努力を高く評価するとともに、地元行政や住民の協力に感謝の意を表し、2026年1月1日から学校が正式に運営開始できるよう、工期のさらなる短縮を指示した。また、同氏はサラワン県ベトナム人協会に対し、授業運営の合理的な配置を要請し、外務局および関係機関に対しては、教育施設の整備を引き続き推進し、ベトナム語教育の質向上とダナン市とサラワン県との友好関係の強化に貢献するよう求めた。

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2025年第54回UPU国際郵便作文コンクール、ダナン市の生徒が第2位を受賞

10月28日午前、ダナン市人民委員会は、2025年第54回UPU（万国郵便連合）国際郵便作文コンクールで優秀な成績を収めた生徒と教員を表彰する式典を開催した。レ・クイ・ドン高等学校10Cクラスの生徒、ファム・ドアン・ミン・クエさんは、国際大会で第2位（銀賞）を受賞し、ダナン市およびベトナムに輝かしい成果をもたらした。

「あなたが海だと想像してみましょう。自分を大切に守ってもらうために、人々に何をどのようにしてほしいかを伝える手紙を書いてください」というテーマのもと、ミン・

クエさんの作品は65か国から寄せられた160万通以上の応募の中から選ばれ、2025年9月19日にドバイで開催された第28回UPU総会において表彰された。

ダナン市人民委員会のチャン・アン・トァン副委員長は、ミン・クエさんと指導教員であるドー・ティ・カム・ニュン先生に市人民委員会からの表彰状を授与した。 副委員長は、「この成果はダナン市とベトナムの知的地位を世界に高める誇らしい功績であり、若い世代の海洋への愛情と責任感を広める意義深いものだ」と強調した。

また、この機会に、ダナン国際ターミナル投資開発株式会社からミン・クエさんへ賞金2,500万ドンが贈られた。

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11月6・7日：ダナン市で「ベトナム国際金融センターの位置づけと発展」に関するシンポジウム開催

ダナン市人民委員会は、計画第146/KH-UBND号として、シンポジウム「ベトナム国際金融センターのダナン市における位置づけと発展：取引・投資誘致の機会」の開催計画を公布した。本シンポジウムは、国際的な経験を共有し、ダナン市における国際金融センターの形成を促進することを目的としている。

本イベントは、ダナン市人民委員会と国際金融公社（IFC、世界銀行グループの一員）の共催により、11月6日・7日にダナン市行政センターで開催される。約150名の代表者が、対面およびオンライン形式で参加する予定。

シンポジウムは2つのテーマで構成されている。

· 11月6日：「持続可能な金融サービスの誘致」

· 11月7日：「デジタル資産エコシステムの発展 ― 国際的経験と今後の動向」

各セッションでは、グリーンファイナンス、デジタルアセット、貿易金融、商品取引所などの分野に焦点を当て、ダナン市を国際的な金融取引と投資の拠点として位置づけることを目指して議論が行われる。