6月5日の午後、市人民委員会常任副委員長Ho Ky Minh氏は、ベトナムにおけるシンガポール企業連盟のAmy Wee会長との会談を主催した。
会談の中で、市人民委員会常任副委員長Ho Ky Minh氏はダナン市の経済社会の状況と市が投資を誘致する分野について情報を共有した。また、今後ダナン市が開催する予定の「ダナンを楽しむフェスティバル2024 - Enjoy Danang 2024」が7月17日から7月21日まで開催され、文化、スポーツ、グルメの豊富な体験活動や「ダナン国際花火フェスティバル2024」が行われることを紹介した。
さらに市人民委員会常任副委員長Ho Ky Minh氏は、政府が国会に提出したダナン市の都市政府の組織と特定の機構、政策の試行に関する決議案についても説明した。この決議案には、ダナン自由貿易区の設立と半導体、人工知能、情報通信、科学管理、技術、イノベーションの発展に関する政策が含まれている。
決議案では、ダナン自由貿易区を生産、港湾物流、商業・サービスの3つの機能区域に分けることが提案されている。12月にはソフトウェアパーク2が稼働を開始する予定であり、すでにMarvellやSynopsysなどの大手半導体企業が入居を予定している。
そのため、市人民委員会常任副委員長Ho Ky Minh氏は今回の会談を通じて、シンガポール企業連盟がシンガポールの投資家や市民にダナンの投資環境と観光サービスを紹介してほしいと望んでいる。
ベトナムにおけるシンガポール企業連盟のAmy Wee会長は、現在ベトナムがシンガポールの中小企業にとって魅力的な市場であることを共有した。シンガポール政府も海外市場、特にベトナム市場で企業を支援するプログラムや方針を持っている。
現在、シンガポールの投資家は教育、製造、小売(ファッション、レストランなど)、特に技術やデジタル化分野に関心を持っている。シンガポールの投資家はベトナムの若くて質の高い人材に注目している。
今回の訪問では、シンガポール企業連盟はホーチミン市以外のベトナムの他の省や都市、特にダナン市や中部ベトナムの投資の可能性についてさらに情報を収集したいと考えている。
市人民委員会常任副委員長Ho Ky Minh氏は、今後シンガポール企業がダナン市に投資する場合、半導体、人工知能、情報技術、イノベーションなどの市の発展方針に適した優先分野に集中することを検討できると述べた。また、ダナン自由貿易区のインフラ投資やソフトウェアパーク2での業務登録についても検討できると付け加えた。