2024年11月11日、ダナン市の代表団(団長:ダナン市人民委員会副委員長レ・クアン・ナム氏)は、日本出張の一環として、大阪にある在大阪ベトナム総領事館および堺市を訪問し、堺市と「カーボンニュートラル都市プロジェクト」に関する覚書を締結しました。
会談において、レ・クアン・ナム副委員長は、ダナン市が現在、都市管理の改善に注力しつつ炭素排出の削減に取り組んでいることを説明しました。また、空港の地下にトンネルを建設する計画があることを明らかにし、持続可能な都市づくりへの決意を表明しました。
ダナン市人民委員会副委員長レ・クアン・ナム氏と代表団の記念撮影
同時に、ダナン市は現在、マイクロチップや半導体分野への投資誘致に力を入れており、これらは日本が強みを持つ分野です。ダナン市人民委員会のレ・クアン・ナム副委員長は、大阪の在大阪ベトナム総領事館に対し、日本の投資家や企業がダナン市の投資環境を視察し、理解を深めるための連携支援を要請しました。
在大阪ベトナム総領事のゴー・チン・ハ氏は、大阪総領事館として、ダナン市が協力関係を拡大し、経済社会の発展を図り、今後の目標を達成するために最大限の支援を行うことを約束しました。
同日、ダナン市人民委員会のレ・クアン・ナム副委員長は堺市との会談を行いました。会談を通じた意見交換の結果、両市は「カーボンニュートラル都市プロジェクト」に関する覚書を締結しました。本プロジェクトは日本の環境省による助成金を受けており、2025年から2028年までの3年間で実施される予定です。
ダナン市と堺市間で「カーボンニュートラル都市プロジェクト」に関する覚書を締結
ダナン市人民委員会のレ・クアン・ナム副委員長は、堺市と共に本プロジェクトを推進し、成果を上げることを期待していると述べました。また、堺市からの炭素排出削減に関する経験の共有を通じ、ダナン市の工業団地や港湾エリアにおいてクリーンエネルギーや新エネルギーの導入が進むことを期待しています。
KHANH NHI