2024年11月6日から8日にかけて、ダナン市人民委員会の副主席を団長とする代表団が、中国・厦門市で開催された「東アジア海洋会議」および「PEMSEA沿岸統合管理地方政府ネットワーク(PNLG)フォーラム2024」に出席しました。
PNLGネットワークは、2006年に正式に設立された組織で、東アジア海域環境管理パートナーシップ(PEMSEA)のメンバーで構成されています。ネットワークの加盟自治体および地方政府は、沿岸域の統合管理の推進や海洋環境保護活動の実施に積極的に取り組むことを表明しており、今回の会議を通じて各地の知見と経験を共有し、地域協力の深化を図りました。
ダナン市人民委員会の副主席であるレ・クアン・ナム氏は、2021年12月1日より「PEMSEA沿岸統合管理地方政府ネットワーク(PNLG)」の議長に選出されました。この成果は、近年ダナン市が推進してきた多国間外交における重要な成果の一つと位置付けられています。
ダナン市人民委員会副主席兼PNLG議長レ・クアン・ナム氏が、PNLGフォーラム2024の参加代表者と記念撮影
PNLGフォーラムにおいて、ダナン市人民委員会副主席でありPNLG議長を務めるレ・クアン・ナム氏は、そのリーダーシップを遺憾なく発揮しました。同氏は、中国塩城市を準会員期間3年を経て正式会員として承認しました。また、PNLGに対する長年の貢献を称え、中国厦門市に記念章を授与しました。
フォーラム内でのPNLGとPEMSEA学習センターネットワーク(PNLC)による共同学習セッションやPNLG総会でのスピーチにおいて、ナム氏は両ネットワーク間の連携強化と発展が東アジア地域における沿岸管理の向上に寄与する重要性を強調。さらに、加盟自治体が一丸となり、東アジアの海洋環境を健全で安全な状態に保つため、積極的な取り組みを呼びかけました。
PNLG議長が中国・厦門市の指導者に記念章を授与
ダナン市は、PNLG創設初年度の2006年から加盟し、約20年にわたり、海洋環境管理に関する実務的な知見を他自治体と共有してきました。同時に、海洋生態系の保全、沿岸部の安全確保、観光開発と海洋経済の効率的活用のバランスに関する貴重な教訓を学び取っています。これらの取り組みは、地域全体の持続可能な発展に貢献する礎となっています。
PHAN ĐÀO